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88.幻の秘湯「マッシャロ温泉」を探せ!(2008年11月30日)



ここは北の大地。

この土地には古い言い伝えがある。500年に一度、伝説の秘湯「マッシャロ温泉」が湧き出るというのだ。その温泉のお湯を飲めば、どんな病もたちまち治るという。

そして、今日は偶然その500年に一度の秘湯マッシャロ温泉が湧き出る日だったのだ。

今ここに、伝説のマッシャロ温泉を追い求め、一人の男が旅をしていた。男の名はガンデラ。

「ううっ、寒い。伝説によれば、このあたりにマッシャロ温泉が湧き出るはずなのだが・・・」

男には、ミチコという幼い娘がいた。奥さんと離婚し、男手一つで育てていたのだが、不運にも不治の病に侵されてしまったのだ。放っておけば、ミチコは死んでしまう。

「ミチコを救うには、マッシャロ温泉のお湯を飲ませるしかないのだ・・・なんとしても見つけなければ・・・」

ミチコの苦しむ顔を想像し、胸を痛めながら必死でマッシャロ温泉を探すガンデラ。



すると、小さな村にたどり着いた。

村の入口に、目つきの悪い一人の若い男が立っていた。

「あの、この近くにマッシャロ温泉という温泉があると聞いたのですが、ご存じですか?」

「へへへ、旦那。あんた、なかなか強そうだな!マッシャロ温泉に行きたいのなら、この俺を倒すんだな!俺は魔王四天王の一人、竜のシューゼル!覚悟っ!」

すると、シューゼルと名乗る男はいきなり襲いかかり、ガンデラ目がけて素早くパンチを繰り出した!



「ほう、俺のパンチをよけるとは、なかなかやるな!」

「やめてくれ!私は争いを好まない!ただ娘の命を救いたいだけなんだ!」

「ふっ!そんなことは関係ないね!俺はただ強いやつと戦いたいだけだ!」

そう言うとシューゼルは気を集中し、一気に手のひらからそれを放出した!

「食らえ!ドラゴンウェイブ!!」

(説明しよう!ドラゴンウェイブとは、体内の気を竜の形の波動に変え、敵に向かって放つ大技であり、魔王四天王が一人、竜のシューゼルの最強の技である!)

「ぐわぁぁぁぁぁっ!」

ガンデラはシューゼルの放ったドラゴンウェイブをまともに食らってしまった。

「はははっ!強そうに思えたのに、ただの見かけ倒しだったか!雑魚めっ!」

シューゼルは不敵に笑いだした。



しかし、その時ガンデラにある変化が起きたのだ!なんとガンデラの黒い頭髪が、黄金に輝き始めたのだ!!

「な、何ぃっ!」

シューゼルは驚き、慌てる!

「うおぉぉぉぉっ!」

ガンデラは信じられないことに、シューゼルの放ったドラゴンウェイブを吸収してしまった!!

「バ、バカな!!」

シューゼルは思わず後ずさりをした。

「私はこんなところで倒れるわけにはいかないんだ!ミチコを救うために、マッシャロ温泉を探さなければいけないんだ!」

「俺のドラゴンウェイブが破られるなんて、そ、そんなはずが・・・あわわわっ・・・」



「食らえ外道!ドラゴンウェイブ返し!!」

ガンデラの両手から、シューゼルの放ったドラゴンウェイブの5倍以上の大きさの波動が放たれた!!

「バ、バカな!俺のドラゴンウェイブにそっくりだ!ま、まさか貴様は竜族の!?ぐわぁぁぁぁっ!!」

ガンデラの放ったドラゴンウェイブ返しを食らい、叫び狂うシューゼル。次の瞬間、辺りはまばゆい光に包まれた!



















とまあ、そんなことはどうでもよくて、ガンデラの娘ミチコがかかったのは、実は不治の病ではなく、ただの風邪でした。栄養と水分をたくさん取って、ぐっすり寝ていたら治りました。よかったよかった。

寒くなってきましたので、みなさんも風邪には重々お気を付けください。

――――――――― 完 ―――――――――






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